今回は赤い光弾ジリオン(コンボパック)の紹介になります。
※コンボパック:ブルーレイとDVDがセットになったもの。主な収録内容は共通。
2話でもまとめるのに時間がかかるのに全31話とボリュームたっぷりです。
あらすじは
西暦2387年。第二の地球と呼ばれる殖民惑星マリスが、侵略者ノーザ星人の襲撃を受けた。圧倒的な戦力差に瞬く間に劣勢に立たされた人類であったが、未知の超文明がもたらした三丁の強力な光線銃ジリオンを入手。人類の命運を握るジリオンを託されたJJ、チャンプ、アップルの三人の若者達は、特殊部隊ホワイト・ナッツの一員となり、ノーザ軍を相手に数々の困難なミッションに挑んでいく。
dアニメストア 赤い光弾ジリオン
という侵略者との戦争を題材にしています。
ジャンルとしてはSFアクションで、主にホワイト・ナッツの活躍を描いたものになります。
パッケージ
初めて見た時、なぜこんなにボロボロなんだろうと思いました。
よく見るとそういうデザインでした。
メニュー画面
メニュー画面は全て同じです。最後のディスクのみBDはExtras、DVDはTrailerが追加されています
仕様
(BD)国コード:無し
一般プレーヤーでの再生可能です。
(DVD)リージョン:1
リージョンフリープレイヤーかパソコンが必要です。
画像:1080p HD 4×3
テレビ、PCともに視聴に違和感は感じないレベルです。
音声:日本語
字幕:強制字幕です
文字情報は少ないので、気になるほどではありませんでした。
収録内容(ブルーレイ):4枚組で全話+OVA収録
ディスク1に本編1~9話
ディスク2に本編10~18話
ディスク3に本編19~27話
ディスク4に本編28~31話+OVA+特典映像
収録内容(DVD):5枚組で全話+OVA収録
ディスク1に本編1~7話
ディスク2に本編8~14話
ディスク3に本編15~21話
ディスク4に本編22~28話
ディスク5に本編29~31話+OVA+予告映像(エウレカセブンを除く)
特典映像の内容は
- ノンテロップOP(ノンテロップですがOP、EDともに字幕が付いてます)
- ノンテロップED
- ノンテロップED2
- 予告映像
- エウレカセブン ハイエボリューション1
- プラネタリアン
- 鉄血のオルフェンズ 第2期
- ハンドレッド
大まかなあらすじと感想
disc1 1話~9話
JJがホワイト・ナッツに加入する前からスタート。
機密入りのチップを偶然確保したJJがノーザ軍相手に立ち回りますが、通常武器では歯が立たずピンチに陥ります。
JJ「そんなに騒ぐなって、このソーラーシステムはめったな事じゃ壊れないように出来てんだからさ」
フラグを即回収。
JJは出たとこ勝負なタイプなので、弾切れでピンチになる事がたびたびあります。
その後チャンプ、アップルの助けもありノーザ軍を撃退。
チップも守りきって任務完了です。
1話ではジリオンの性能の凄さを見せる回でした。
2話ではジリオンの希少性と弱点を紹介する回です。
ジリオンはエネルギーに限りがあるので無駄撃ちが出来ず、シミュレーションでしか訓練が出来ないという。
そしてノーザ軍がエネルギー貯蔵サイロを狙って進撃を開始したのでホワイト・ナッツが出撃します。
3丁の銃でどうにか出来る数じゃないんですが
なんか見た事あるものがと思って調べたら、やはりオパオパだった。
セガがスポンサーだったんですね、おもちゃ作ってたイメージないからびっくりです。
1980年代のアメリカでは安全にサバイバルゲームができる光線銃に注目が集まり、『フォトン』など光線銃のサバイバルゲーム施設が流行していた。このような流れからセガ・エンタープライゼスが発売していた玩具『超高速光線銃ジリオン』の販促番組である。
セガの光線銃は『ジリオン』放映開始前から販売されていたが、パッケージ・商品名を番組の開始に合わせ変更している。銃や胸に付ける受信センサーのデザインの他、連射が効かない・バッテリー寿命が短いなどのストロボ式光線銃の弱点は、そのままアニメ作品中の演出にも生かされている。番組放映期間中にあったジリオン光線銃の大幅なモデルチェンジの際には、アニメでもこれに対応し、銃を作り直してニュージリオンとするエピソードが登場した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』赤い光弾ジリオン
4話ではバロン・リックスがホワイト・ナッツを危険視し、本格的に対策してきます。
変な動きなんですが、照れ隠しが抑えきれない感じが出ているこの動きがとても印象的です。
5話と6話のバーンズ総司令官とゴート司令のやりとりは全体を預かる責任と部下を守る責任、立場の違うお互いの信念を感じられるいい描写です。
7話ではノーザ軍が侵攻してきた理由が明かされます。
異常繁殖期という人口増加の受け皿の為という事で、後には引けなさそう。
中間管理職リックスの苦悩は続く。
disc2 10話~18話
誇り高き武人を自称するリックスですが、10話では人質を取って武器を捨てさせたり結構なリアリストです。
チャンプ「丸腰にして殺すのが、ノーザの武将のやり方か!」
という問いかけに対して
リックス「戦いは勝つ事がすべてだ」
と冷静に返します、種の生存が掛かっているので当然ですね。
ここで勝つ事は出来ませんでしたが、ホワイト・ナッツに痛手を負わせる事に成功します。
11話はサポート役であるデイブにスポットが当たります。
ジリオンの残骸から新型ジリオンを作ろうとデイブが取り組みますが、今まで誰も成功したことない物である事は周知の事実なので、JJですら諦めかけます。
ここでのJJなりの気の使い方が不器用でなんかいいですね。
そんな中、新型ジリオンのブラックボックスが暴発してデイブがケガをします。
JJは危険だと止めますが、ここでデイブがサポートに回った経緯が伝えられます。
デイブのホワイト・ナッツに対する思いとサポートを全力でやろうとする諦めない姿勢が新型ジリオン完成に繋がる訳ですが、脇役にもドラマがあるいい回でした。
13話のケリー中尉救出ミッションは戦っているのはホワイト・ナッツだけじゃない事を教えてくれるいいエピソードです。これまでも正規軍の話は出ていましたが、人物に焦点を当てたのは初めてです。
一瞬写すだけで全部コンピューターが補完してくれる凄いカメラ。コンピュータ万能すぎる。
14話、人気アイドルであるセシルが従軍看護婦として志願したニュースから始まる。
ホワイト・ナッツに支援任務が下るのだが・・・。
ヴィブラスラップとこのドヤ顔で笑ってしまう
チャンプ「何かあったのか?」
JJ「俺、嫌われちゃったみたい」
ですよね。
セシルは助けも必要とせず血清を自分の手で届けると言うあたりに本人は強い女性でありたいとする所が見られます。
しかし今回はお笑い回なのだろうか、ノーザ兵が落石でやられるシーンやチャンプの「ちょっと…痛い」など笑わせにくる場面が目立つ気がします。
途中から急に素直になるセシルに何故?と思いましたが、彼女はアイドル扱いされていることに嫌気がさして強がっているだけだったみたいですね。
15話、16話で初めて前後編に分かれます。
ひょんなことからJJが間違いでホワイト・ナッツに加入した経緯を聞いてしまいます。
普段はお調子者ですが、ジリオンを失った時といい繊細な一面も度々みせますね。
落ち込み悩むJJは調子が狂ったまま出撃。
戦闘の中、戦友であるニックを失ってついに吹っ切れます。
JJに固執するリックスさん。ライバルというかもはやストーカーです。
巨大移動要塞の破壊に成功したもののJJはリックスと共に消える。
17話からタイトルに激闘編がつき、タイトルコールやアイキャッチなどの変更されています。
そして指揮官がアドミス総指揮官に変わって、ノーザ軍の戦術が特殊部隊を用いたからめ手メインになり局地的な戦いが増えます。
disc3 19話~27話
23話、ノーザ軍が造り出したサイボーグ部隊ノーザ・ウォリアーズに大苦戦するホワイト・ナッツ。瀕死のJJにジリオンの未知なる力が包み込み復活する。勝手に動き出したりジリオンの謎が増えたのだが、終わるまでに解明してくれるのだろうか。
24話、オパオパ回。脇役にスポットライトを当ててくれるのはありがたいけど、マスコットキャラクターにまで来るとは思わなかったです。
女子力の高さをアピールするチャンプ。
21話の女装は仕返しだけでなく、密かな憧れかもしれない。
25話、アップル回。先輩である情報局のフランソワ―ズから託されたジョニーを連れての逃走劇です。
おばちゃんからお姉ちゃんに変わった瞬間。
このまま話が終わりそうな演出だったので2週に分かれてるのかと思ったら、この後いきなり激しい展開に変わります。
アップル「ジョニー、泳ぎは得意?」
そういうレベルじゃないと思う。
先輩の敵討ちに燃えているのでしょうか、初戦の苦戦は何だったのかと思うぐらいジリオン無しでノーザ・ウォリアーズとやりあえるアップルは強いです。
26話、タイトルでバレバレでしたが、JJ大好きリックスの再登場です。
人間を撃つ事に躊躇していたJJを(結果的に)救ってあげる優しさをみせます。
ノーザを敵に回してまで復讐に固執するのは死期が近づいているのでしょうか?
勝手に顔が崩れてましたし。
そんなリックスに最大のチャンスが27話で訪れる訳ですが、あえて見逃してしまいます。
リックス「今のお前を殺しても、私の恨みは晴れん…!」
人質とってまで勝とうとしていたのに…。
29話、前回で大半のジリオニウム失い短期決戦へ移行したマリス軍。
かなり無茶な感じがするが、エネルギーが残り3パックまで減っていたら焦りますね。
そんなわけで敵本拠地への攻撃を決行する。
disc4 28話~31話
29話、前回で大半のジリオニウム失い短期決戦へ移行したマリス軍。
かなり無茶な感じがするが、エネルギーが残り3パックまで減っていたら焦りますね。
そんなわけで敵本拠地への攻撃を決行する。
マリス星の先住民が住んでいたという伝説の都市ジリオスにたどり着いたJJは再びリックスと対決する。
ノーザ・ウォリアーズに邪魔をされリックスはJJをかばい深手を負う。
リックス「これで、良いのかもしれん…」
残り少ない命を戦士として全う出来たリックスはもう復讐など考えていなかったのでしょうね。
最後に見せた穏やかな表情が満足げに見えます。
JJと正面からぶつかって勝ちたかった。
しかしそれは叶わず命が尽きてしまいます。
その後ジリオスに保管されていたジリオニウムを発見して、マリスのエネルギー問題は解決します。
30話、時間が無いノーザはついに強攻策に出た。
月基地から惑星ミサイルを使ってマリスを壊滅させようとするのだが、ホワイト・ナッツはそれを阻止する為、宇宙に出る。
そしてついにアドミスと対峙したJJはマリス侵攻の理由を聞かされます。
その後チャンプ、アップルも合流し、アドミスは追い詰められます。
アドミス「どうしたのです!我がノーザ軍は!どうしたのです!マリス征服は!」
アドミス以外のノーザ兵は全て寿命を迎えてしまったのでしょう、誰も呼びかけには応じません。
これまで傷ついたマリスの人々の事を思い、引き金を引こうとするも踏ん切りがつかないJJ。
アドミスに聞かされた事情が心に引っかかっているのでしょうか。
引き金を引くのを諦めジリオンをホルダーに収めた瞬間ジリオンが輝き、JJ達の意思に反して発砲します。
ジリオンの力によりアドミスの抱えていた卵は新たな惑星に送り出されました。
JJ「これがジリオンの本当のパワーだったのか…」
ノーザ兵がジリオンに撃たれた時の演出が破壊というより消えてなくなるような感じだったので、なんか変だなと思っていたのですが、もしかしたら別世界へ飛ばしていたのかもしれませんね。(そうだとしても、もう寿命で死んでいますけど)
そしてアドミスも寿命を迎えました、涙を浮かべているあたり満足そうです。
こうして、ノーザとの戦いが終わり物語も幕を閉じます。
OVA、いきなりホワイト・ナッツがバンドをやっていて( ゚д゚)ポカーンとなる。
どうやら本編とは全く関係のないパラレルワールドのようです。
ファンサービスのドタバタ劇といった感じで、視聴してのお楽しみです。
ホワイト・ナッツのメンバーは性格に違いがないのにゴートだけおネエになってるのは気になりました。
まとめ
ホワイト・ナッツの家族のような関係の人間ドラマがよく描けてると思います。
舞台が侵略戦争されている星ではありますが、メンバーが明るく振る舞っているお陰で過剰な悲壮感もなく、ストレスなしで視聴出来ました。
テンポよく話が進み、最後も救いのある終わり方なのでごちゃついた話に疲れた方はぜひ観て頂けたらと思います。
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