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北米版ブルーレイで国コード制限があるディスクを再生する方法

北米版ブルーレイ
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前回は北米版と国内版の違いについて解説しましたが、北米版を再生するにあたっての大きな壁は地域制限です。

アメリカも日本も同じリージョンコードAなのになぜ再生できないのか・・・。

それはリージョンコードとは別に”国コード”による制限があるからです。
(アニメ作品に多い)

制限のかけられたブルーレイをそのままプレーヤーに読み込ませると・・・

北米版、再生出来ない

再生できない。

上の警告文は「アメリカとカナダ以外じゃ視聴出来ません」という内容です。

このディスクを視聴するには本体の地域をアメリカにする必要があるのですが、今回はその方法を解説していきます。

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国コードのあるディスクを見る方法

現在視聴可能な手段は下記5点です。

  • シャープのブルーレイレコーダー(2023/11現行機種。過去の機種は説明書で確認を)
  • ソニーのブルーレイプレーヤー(2023/11現行機種。過去の機種は説明書で確認を)
  • プレイステーション3、プレイステーション4
  • リージョンフリープレーヤー
  • パソコンwindows:PowerDVD、Mac:Macgo Blu-ray Player)

ひとつずついきましょう。

シャープのブルーレイレコーダー

現在国内メーカーで唯一国コード設定の可能なレコーダーです。

2023年11月現在、販売されている機種はすべて設定可能です。

2B-C05EW1 必要最低限のエントリーモデル

2023年現在の現行モデルは2B-C05EW1になります。
ちなみに2B-C20EW12B-C10EW1 2B-C05EW1との違いはハードディスクの容量のみ

500GB「2番組同時録画」アクオスブルーレイ2B-C05EW1

4B-C20ET3 3番組同時録画可能な機種 5upコンバーターPRO搭載

5up(ファイブアップ)コンバーターとは

画質を決めている5つのポイントをアップコンバートする事で画質を上げる事ができます。
格安4Kテレビを使ってる方は恩恵が大きいです。
(格安テレビの場合、アップコンバートの性能がレコーダーより低い為)

逆に大手メーカーの4Kテレビだと恩恵はあまり感じられないかも知れません。
(一般的にレコーダーよりテレビの方がアップコンバートの性能が高い為)

シャープ SHARP 4B-C20ET3 ブルーレイレコーダー AQUOS(アクオス)


具体的な設定場所は

”設定”⇒”録画・再生設定”⇒”BD/DVD再生設定”⇒視聴制限レベル⇒国コード⇒アメリカ

で設定可能です。

視聴後は念のため国コードを日本に戻しておきましょう。

ソニーのブルーレイプレーヤー

ソニーはプレーヤーだけでなくレコーダーも販売していますが、
”ブルーレイレコーダー”に関しては全ての機種が国コードの変更が出来ませんので注意して下さい。

プレーヤーに関しては全ての機種で確認していないので断言は出来ませんが、説明書の巻末あたりに
地域コードと書かれた項目があれば設定が出来る機種なので再生可能のはずです。

仕様変更がなければ初期設定は北米なので設定不要でそのまま再生可能です。

BDP-S1500 コンパクトなエントリーモデル

BDP-S1500は現在新品販売しているプレーヤーで最安値の国コード設定可能プレーヤーです。
とりあえず再生環境を手に入れたい場合は最適解になります。

UBP-X800M2 4K Ultra HD再生だけじゃない最上級モデル

4K Ultra HD再生が出来るプレーヤーが欲しいならこちらがオススメ。
字幕の位置調整が上下に5段階可能なので、強制字幕の軽減が出来ます。
(長い字幕、画面中央に出る字幕は残念ながら回避できません)

ソニー ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー Ultra HDブルーレイ対応 4Kアップコンバート UBP-X800M2

プレイステーション3、プレイステーション4

プレステは初期設定が”North America”なので設定を変えずに北米版を再生出来ます。

いちおう設定場所を解説しておくとPS3は

PS3の国コード設定

設定⇒セキュリティー設定⇒BD/DVD-視聴年齢制限地域(暗証番号初期値は0000)

になります。

そしてPS4は

PS4の国コード設定

設定⇒ペアレンタルコントロール/ファミリー管理⇒PS4本体の制限⇒
ペアレンタルコントロールの初期設定⇒Blu-rayDisk/DVDの年齢制限⇒
ペアレンタルコントロールの国/地域

となります。

リージョンフリープレーヤー

アマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどで「リージョンフリーブルーレイプレイヤー」と検索すると出てきます。

リージョンBやCも視聴でき、プレーヤーによっては字幕移動などの機能で強制字幕を見えない位置に動かせたり、字幕を消せるものもあり他のプレイヤーには無いメリットがあります。

注意点としてはプレーヤーが海外仕様の場合、国内プレーヤーのように地デジ番組等を録画したメディアを再生する事は出来ません。(CPRM非対応の為)

また基本的に並行輸入品を改造したものになるので当然メーカーの保証は無く、保証や細かい仕様などは店舗次第となりますのでよく調べた上での購入をオススメします。

LASER BD3000 / Region Free Version

一番安価なリージョンフリープレイヤーです。
商品情報には記載されていませんでしたが、レビューに目を通した限り国コードの変更は出来るようなので一応載せました。
ですが仕様変更が無いとは言えないので、購入の際は念のため店舗に確認しておくのが確実です。

メリット

・他のプレーヤーより安い

・字幕の移動が出来る(中央に表示される字幕もあるので作品によっては回避できないと思います)

・RCA出力端子搭載(注意点としてはコピープロテクトのかかった市販BDの場合、アナログ出力による違法コピー対策で再生出来ませんので、メリットとしては微妙です)

デメリット

・ブルーレイのリージョンは手動で変更しなければならない(DVDは自動変更)

・リモコンのボタンが小さい上に反応が悪い

・HDMIケーブルの質が悪い

・コンセントプラグが違う(現物を見ていないので分かりませんが、変換アダプターで接続するのだと思います)

・スロー再生やコマ送りなどの機能は搭載されていない。

・CPRM非対応

LASER BD3000 / Region Free Version
created by Rinker

BDP-S1700(商品名にリージョンフリーと書かれているもの)

SONY製プレーヤーを改造したもの。
元が有名メーカーなので多少値段は高くなります。
メニュー画面が日本語の商品と英語の商品がありますので、購入の際は気を付けて下さい。

メリット

・小型でコンパクト

デメリット

・ブルーレイのリージョンは手動で変更しなければならない(DVDは自動変更)

・CPRM非対応

SONY リージョンフリー BD/DVDプレーヤー (PAL/NTSC対応) BDP-S1700 [並行輸入品]
created by Rinker

パソコン(windows:PowerDVD、Mac:Macgo Blu-ray Player)

ウインドウズだとPowerDVD(製品版)で視聴できます。
◆注意◆
・バンドル版(無料で付属しているソフト)では設定出来ませんでしたので再生が出来ません。
・すべてのバージョンで確認していませんのでバージョンによって設定できない可能性があります。
(PowerDVD19にて確認)

PowerDVDの国コード設定

設定⇒ブルーレイディスク⇒ブルーレイ国・地域の設定⇒システムの場所を米国

無料ソフトだとLeawo Blu-ray Playerという選択肢もあります。

個人的に抵抗があるので、念のために対策(大事な情報を扱うパソコンには入れない等)をした上での利用を推奨します。
タダほど怖いものはありません。

Macの場合、Macgo Blu-ray Player一択でしょうか。

他にめぼしいソフトが見つかりませんでした。

Macgo Blu-ray Player設定画面

Macは所有していないので、検証出来ませんが、上図の環境設定⇒ブルーレイメニュー⇒ディスク設定⇒国、地域でいけると思います。

【高画質、高音質で楽しむ! Mac対応ブルーレイ再生専用ソフト】Mac Blu-ray Player 1ライセンス / 販売元:Mac go

これからも国コードロックは増え続けます

アニメ作品に限って言えば、前回の強制字幕の件でも触れたように安価な北米版に走られると困るので、これからの新作は国コードロックが標準になるでしょう。

これらの不便を許容できる方はぜひ北米版作品を楽しんで頂けたらと思います。

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