なんか安いんだけど、怪しいから手を付けないって方へ
初めに申しておきますと、北米版は名前の通り北米で販売されているものでして、
れっきとした正規品です。
じゃあ、国内で売られているのと何が違うの?という所を解説します。
北米版と国内版の違い
値段の違い
安いです。
アメリカの会社が安く販売できるのは製作費がかかってないからです。
既に出来上がった作品を購入して、加工して売る流れですね。
回収しないといけないのは、日本の会社から買った版権料や音声や字幕などのローカライズ業務費用ぐらいです。
恐らく日本の会社も普及を優先して版権料を抑えて販売してると思われます。
なので無理して高額で売る必要がありません。
日本の場合は初めにスポンサー(制作委員会)がさまざまな会社から集めた予算内で利益を出していきます。
利益を出すにはいかにコストを抑えるかを考えなければいけません。
1話1000万以上かかると言われる制作費用を回収しないといけないので、高額に売らざるを得ないのです。
だから価格に差が出来ます。
パッケージの違い
一言でいうと簡素で雑。
まず見た目が違います。
こちらが日本版のパッケージ、デジパック仕様でとってもキレイ。
そしてこちらが北米版。
正規品なのか?というぐらいシンプル。
シンプルだけならいいですが、これに加えてケースに入れる作業時に付いたのか小キズがあったり指紋がついてたりシュリンクに熱与えすぎてフィルム部分にたわみ出してたりするものが結構あります。
ケース自体もコストを抑えてるのか非常にもろいので、輸送中に割れるのもしばしば。
・・・愚痴になってしまいました。
こういった品質に関しては国内版ではありえません、文化の違いですね。
海外は良くも悪くもアバウトです、見れればオッケー。
ここは大きな違いでしょう。
もう少しケースが頑丈なら出し入れしやすい合理的なパッケージとかフォローできたのですが・・・・。
なので、パッケージの内容と品質は国内版より劣ります。
収録内容の違い
収録話数が多いのでボリュームがあります。
これが北米版最大のメリットです。
国内版は収録話数が少ないものがほとんどなので、全話揃えるとどうしても保管にスペースをとりますし、ディスクの入れ替えが結構大変です。
でもコレクション性はバツグンです、満たされます。
北米版は分かれていてもパッケージ2つで全話収録なので、最低限の所有欲も満たしつつ場所も確保できます。
パッケが貧相とか、さみしいとか言われると反論できませんが。
それだけ詰まってるんです。
画質の違い
十分見れます。
前項で収録内容が多いと書きましたので、その分容量使ってるから画質は大丈夫なのと思われたかも知れません。
北米版の主な映像仕様は1080p HDです。
作品にもよるでしょうが、上記の「パパのいうことを聞きなさい!」は国内版も同じ1080pHDです。
HD画質※の作品だと40インチぐらいなら目で見てもわかりません。
ただ、たまにあるSD画質※の作品に関しては気になるかもしれません。
※HD=高精細度(92万1600画素)
※SD=標準解像度(34万5600画素)
画質に関して調べてみると比較してあるサイトなどが見つかりますが、やはり国内版に比べて若干劣るみたいですね。私が見る限りはわからないレベルです。
画質のこだわりは個人差がありますので、こだわる方は北米版は控えた方がいいかもしれません。
字幕の違い
北米版の基本音声は日本語なので字幕が付きますが、強制字幕の作品が増えてきているので、視聴する時に邪魔です。
何故そうなったのかは分かりませんが、海外のファンが推測する理由としては、”日本の会社が北米制作会社との契約時に字幕強制表示を求めるから”というもの。
まぁ販売側からすればそんな面倒な機能わざわざ付けたいと思わないですからね。
要は日本人が安価な北米版に流れると困るので、字幕がイヤなら国内版買ってね。
という話である。
うん、分かりやすい。
北米版のメリット、デメリット
結局北米版って何がいいのかをまとめますと、
- 国内版に比べて安価
- かさばらない
- 1枚あたりの収録内容が多いので、ディスクの入れ替えが少ない
といったところです。
逆にデメリットは
- ケースがすぐに壊れる
- パッケージングが雑(ディスク、ケース共に小傷、汚れが付いている事がある)
- 字幕が消えない作品が多い
といったところでしょうか。
しかしこれらのデメリットを許容できたとしても、北米版の再生にはもう一つ大きな壁があります。
それについては次回書いていこうと思います。
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